BMA NEWS vol.1 2022-6

今回のキーワードは「掲示板クロス」

今月は『掲示板クロス』の引き合いが2件続きました。その時に改めて調べてみたことを書いてみます。

【掲示板クロス】

掲示の方法は
1.画鋲やピンでとめる
2.セロハンテープ等でとめる
3.磁石でとめる
4.直接書く
等です。

それぞれ専用の掲示板は有りますが、クロスで対応することができます。

1.画鋲やピンでとめる掲示板ではコルクが一般的でしょう。クロスでも厚さ2㎜程度のコルクシートを使ったものやコルクの粉を塩ビに混合させたものがあります。しかし、主流は発泡の塩ビ層を持ったクロスです。色はパステルカラーが多く、最も使用される掲示板クロスです。

2.介護施設や保育園など、安全性を優先する施設では、テープで貼るのが基本となります。
クロスですとテープをはがすときに破れてしまうことがありますので、表面にフィルムをコーティングしたものが使われます。

サンゲツ リザーブ ホワイトボードクロス

3.磁石でとめるものの中にはいくつか種類があります。
a)まずクロスそのものに鉄粉が入っている場合です。色の種類は多くありません。アイボリー系2色とホワイトといった具合です。
人気があるのはいわゆるホワイトボードでしょう。マーカーで書くこともできますし、プロジェクターの投影にも対応できます。

b)次にマグネット下地があります。鉄粉入りの下地材です。
先に下地材を張って、その上からクロスを張ります。いろいろな色のクロスを張ることができます。ただ、凸凹の深いものや厚手のクロスを張ってしまうと、磁力が弱まってしまいますので、事前にサンプルで確認する必要があります。
(サンゲツリザーブ)

c)昨年11月にヤヨイ化学販売(株)から磁石が付く特殊パテ「どこでもピタ」が発売されました。普通、パテはクロスの下地調整として使います。この「どこでもピタ」も同じようなペースト状になっていますが、磁石下地として使います。錆びないように磁石がくっつく特殊なステンレスが練り込まれています。

4.直接書けるものとしては、ホワイトボードに加え、黒板クロスがあります。チョークで普通にかけます。書けるクロスはマグネット機能と組みわせることで利便性が増します。

サンゲツ リザーブ P221 マグネット下地+黒板クロス